土居神社について

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ご祭神

元土居八幡宮と称し
譽田別命
息長帶比賣命
比賣大神の三柱を主祭神とし
天児屋根命
武甕槌大神
経津主大神を合祀して居る

御由緒

仁和三年創建
出雲街道 土居宿の
鎮守の神とし
崇敬を集めました

創建は仁和三年と伝えられご神宝の伎楽面は平安初期以前の古品である
江戸時代となり土居の宿の繁栄と共に遠近の尊崇をあつめ二の鳥居には元禄五年壬申九月 氏子中と彫られている
天領時代 在勤の代官達の崇敬は篤く或は神田を寄進し或は社殿の修理などを行った 現在使用されている石の手水鉢は享保九年に武蔵国の武士 権田政太郎の寄進したものであり現在の御本殿が再建された寛延元年には大阪城の京橋御城番
隠岐宇右衛門 は御簾3垂を奉納している

古来
安産の神として
多くの妊婦の方が
安産祈願に訪れます

当社は古来、安産の神として知られ 安産を祈る参拝者が多い
境内の安産岩はもと上町の脇本陣の庭園にあった名石で止宿の大名は此の石の前から当社を遥拝したという
廃園の後、当社境内に移され今は安産祈願の婦人が岩をめぐって祈願する
また日本では兵庫・岡山県境付近の限られた地域にしか自生していない大変珍しいコヤスの木が当社の境内には群生しており 令和二年に岡山県指定重要文化財に指定されている

ご神徳

土居神社のご神徳
「武運長久」「厄除け」「子授け・安産・子育て」「必勝祈願」 

当社では誉田別命(応神天皇)・息長帯姫命(神宮皇后)・比売大神の三柱の神様が主祭神でございます。
この三柱の神様は八幡様と呼ばれ八幡神社は宇佐神宮(宇佐八幡宮)を総本社として全国に2万社ほどあるといわれています。
八幡様は奈良時代に東大寺の大仏建立のために上洛し、東大寺の守護神となったことで仏教と深く関わりを持つようになり「八幡大菩薩」の称号を持つことでも知られています。
また、源氏が氏神さまとして崇敬していたことから武神としての信仰を集めていたようです。
このことから鎌倉時代になると、源氏の武将などによって各地に勧請されお祀りされるようになりました。

ご利益はお祀りされる神さまにまつわる伝承などによるものが多く、八幡様についてもいくつもの伝承によるご利益が伝えられています。
まず、多くの武将からの崇敬を集めていた事もあり武道の神様としての信仰があり、そのご神徳にあやかろうと必勝祈願に訪れる人も多くいます。
一般的に多くいわれるのは厄除けのご利益で、武道の神様のお力で、敵だけでなく災いをも退けるという考えに発展したことや、ご祭神の息長帶比賣命(神宮皇后)が日本で初めて方位除けのご祈祷されたという記述が残っていることに由来するという説があります。
他にも神宮皇后が子どもを身ごもっている時に戦にでかけ、途中で産気づいたのを我慢して圧勝したと伝えられています。そのため安産と子育ての神様としてのご利益が生まれたといわれています。